一人ひとりの仕事観 02
信頼関係を築き、仲間となる。
それが、いい仕事の条件だから。

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PROFILE

土木部 T.M 2019年新卒入社
高校・大学で土木を学ぶ。専門知識を生かして地元で働けることに魅力を感じ、ソネックに入社。現在は施工管理として、高速道路や浄化槽などインフラとなる重要構造物を中心に担当する。
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こどもの頃は、野球漬けの日々だった。ピッチャーとして9年間。中学では、県大会の準決勝に2回進出した。

チームが勝つためには、全員が同じ方向を向いて努力しなければならない。しかし、一人ひとりが自分なりの考えを持っている。ピッチャーが投げたい球種一つとっても、キャッチャーからすぐに同意を得られるわけではない。

そんな時は、チームが勝つためにお互いに意見を言い合うようにした。自分の意見を押しつけず、ダイレクトに伝わりやすい言葉を選んだ。相手との距離感を見極めながら意見を交わす。そうすることで、自然と、チームは一つにまとまっていった。

「何かを成し遂げるためには、コミュニケーションと、仲間としての一体感が重要だ」。私は、野球を通じてそう学んだ。

仕事も同じだった。土木工事の現場は、一人では到底成り立たない。職人さんたちの協力があってこそだ。チームスポーツのような意識を持ち、全員で同じ方向を見なければ、現場はまとまらないのだ。

日々コミュニケーションをとり、信頼関係を築いて仲間となる。そして、いいヤツだと思われれば、困難な局面であっても「協力してやろう」と助けてもらえる。つまり、現場をいい方向に導ける人が、そして、一緒に仕事をしたいと思える人が、いいヤツなのだと思う。その結果、いい仕事が繰り返されていくのだ。

以前、ともに仕事をした神奈川県の施工業者の方とは、いまでも連絡を取り合い、食事に行くことがある。過去に仕事をした職人さんからは、別の現場についての相談が来ることもある。

「また一緒に仕事しようよ」。
「次の現場に呼んでよ」。

そう言ってもらい、頼られることが、何よりも嬉しくありがたい。だから、ピッチャーとバッターのようにお互いの意見を尊重し合い、いい方向に導くためのコミュニケーションを大切にしている。いい人間関係を築き、信じてもらえないと、仕事は前に進まない。いいヤツであるために、そして、もっといいヤツになるために、私は仲間と向き合っていく。

一緒に仕事がしたい――。
関わった仲間にそう思われることが、
いい仕事ができた証明になるのだと思う。