人を知る Members Story

地域社会に貢献するスケールが大きな仕事ができる!
ミスを怖れずチャレンジを!

武田 貴徳
土木部 1994年

自分が手がけたものが 形としていつまでも残る。

入社して早いもので22年以上が経ちました。私も最初は、このサイトをご覧になっている皆さんと同じで、不安がいっぱいの新人でした(笑)。私が土木を選んだのは、元々ものづくりが好きだったのと着工から竣工までのすべてに携われる事。そのプロセスをじっくりとこの目で見られる事。そして「自分が関わったものが地域の中で形としていつまでも残る事」に惹かれたんです。大学も土木工学科で入社後も土木部門一筋で来ましたが、学生時代とリアルな建設現場では、まったく異なります。これまで手探りの状態で、試行錯誤を繰り返してここまで来られた感じです。今は、研修が頻繁に行われ、資格取得を応援してくれるスキルアップの制度が整っているので、何も心配はいらないと思いますよ。会社が人材を育成する環境になっているから、昔よりも、伸びるのが早くなったのではないかと思います。

最初は、建設現場で自分も職人さんたちに混じって作業をするものだとばかり思っていました。まさか完全に監督業だとは…ちょっと驚きでしたね。土木現場は、大がかりなプロジェクトがほとんどです。様々な状況があり、現場ごとに環境がまったく異なるため、臨機応変に対応することが求められます。道路整備分野では、関西でも主要な高速道路から一般道路までを手がけています。また、上・下水道整備、公園整備、河川や海岸の改修・補強など…厳しい天候、地域との関わり等、監督の仕事としては、多方面についての調整が必要です。市町村ぐるみで多くの人や莫大な予算が関係し、ミスは許されない世界です。ところが…やはり人間ですから、若いうちはミスをしてしまうんです。

若いうちは、失敗から学び成長する。

最初にメインで任された建設現場で、失敗をしてしまいました。生涯忘れられない失敗ですね。期間としては半年ほどの水路工事で、いよいよ完成という矢先に、「あれっ?水が流れない!」ってなりまして…もう真っ青ですよ。自分が責任感を持って、きちんとチェックしていれば防げたミスなんです。 業者さん、職人さんたちにひとりずつ、平謝りに謝り、やり直していただきました。完全に私の監督ミスです。してはいけないことなんですが、やってしまったからには、リスクを少しでも低く修復しないといけません。冷静になって必死でその状況から立て直しました。ちょっとしたミスでも見過ごせば、たくさんの人に影響を与えるということ、自分に与えられた役割の責任の大きさを再認識させられました。

その経験から、私はひとまわり大きく成長できたと思います。それからというもの、現場の状況、工程表、原価管理なども、ダブルチェック以上に何度も何度も確認しています。もし、あの時、失敗していなければ、ここまで慎重になっていない楽観的な自分がいるような気がします。失敗はよくないですが、人はそこから学ぶところが大きいと思います。若いうちはトライ&エラーを何度か経て、伸びるのではないでしょうか。若い人には、失敗を怖れずにチャレンジしてほしいですね。

監督の仕事は、人と人との関係性も重要な要素です。私がミスした現場で、もし私が業者さんや職人さんたちと良い関係性を築いていなかったとしたら、おそらくやり直してもらうのはムリだったでしょう。チームワークは大事です。日々、コミュニケーションをとりながら、現場のみんなと信頼関係を築いていくことが、実は監督の仕事で一番大切なんです。職人さんたちに嫌われたらおしまいです。「この人のためなら頑張ろう!」と思ってもらわなければ。そのためには、毎日、現場に誰よりも早く出向き、そのプロジェクトに賭けているんだ…という意気込みと熱意を見せることが大切でしょう。ひとつの現場は半年から1年というのが通常です。そのサイクルを繰り返し、経験を積み重ねながら、誰からも尊敬されるような人間性を養ってほしいですね。

続けていくほどに、達成感を感じる現場の仕事。

何年かに一度、超ビッグプロジェクトを任されることがあります。通常は半年ほどの工事期間で終了しますが、ある高速道路の建設工事では、4年半という歳月をかけた長期の現場に携わりました。その大規模工事を手がけたことは貴重な体験でラストの竣工では、本当にやりがいと達成感を感じ、感動的でした。あの瞬間こそ、監督の醍醐味ではないでしょうか。4年半という長い期間なので、住まいも現場の近くに一時的に移住するわけです。4年半、その地域に住んで仕事をするので、思い入れもひとしおです。大がかりな工事なので、地域の発展にも影響するため、地域社会に貢献していると実感もできます。

もちろん、遠方の現場での住まいは、すべて会社が提供してくれるので心配はいりませんよ。現場は、基本的に高砂を中心にした兵庫県内ですが、現場には近い方が毎日通いやすいので近郊に一定期間だけ転居することもあるんです。それがきっかけで、地元の女性と素敵な出逢いがあり、結婚した例もありますよ。そういう意味では、じっとしているのではなく色々なエリアに行けるので、出逢いもあり楽しいかもしれません。

一大プロジェクトの監督ができるなんて、すごく幸運だったと感謝しています。 その経験が、新たなモチベーションにもつながっていきました。仕事への充実感は、なかなか若いうちには感じられないかもしれません。自分より年上の職人さんたちに指示を出さなくてはいけないため、仕事を覚えるだけで精一杯でしょう。

しかし、年を重ね、経験を重ねていけば必ず、感動できる仕事に出逢えるものです。そのためには、現場での経験だけではなく、資格を取得しスキルアップするのも大事です。ぜひ所長を目指して頑張ってほしいですね。最近は女性が土木関連の仕事をするのが流行しているらしいですね。なんか「ドボジョ」って言うと聞いて、時代も変わったなと痛感しました(笑)。男女を問わず若い感性は大歓迎です! 現場のお手洗いの環境等も女性が働きやすいよう整備が進んでいます。みんなフレンドリーな性格なので打ち解けやすいですよ。

Profile武田 貴徳

土木部 1994年入社

先輩インタビュー